最新情報
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2024年5月1日
手術支援ロボットROSA/患者支援アプリケーションmymobilityのページを開設しました
変形性ひざ・股関節症と手術について
ひざ関節の痛み
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変形性ひざ関節症とは?
ひざ関節の痛みや変形の原因は、炎症・腫瘍・外傷によるものなど様々です。激しい痛みを引き起こす疾患としては、変形性ひざ関節症や関節リウマチなどがよく知られています。
変形性ひざ関節症:ひざ関節は、毎日体重の負担を受けながら動かしているため、長年にわたって使っていると、軟骨が徐々に擦り減ってきます。加齢に伴い軟骨が十分に再生されなくなると、更に軟骨の下の骨も擦り減ってきます。そして関節の表面がデコボコになり、滑らかな動きが阻害されて、生じた炎症から痛みを出すのが変形性ひざ関節症です。日本人の場合、すねの骨が内側に湾曲しているために体重のかかり方が内側の軟骨ばかりが擦り減り、徐々にO脚になることが多いのが特徴です。 -
人工ひざ関節置換術とは?
人工ひざ関節置換術とは、変形性ひざ関節症や関節リウマチによって傷んで変形したひざ関節の表面を取り除いて、金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工関節を骨にかぶせる手術です。
人工関節は、関節の滑らかな動きを再現できるように、3つの部分からできています。
股関節の痛み
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変形性股関節症とは?
股関節の痛みや変形の原因は、炎症・腫瘍・外傷によるものなど様々です。激しい痛みを引き起こす疾患としては、変形性股関節症や関節リウマチ、骨頭壊死などがよく知られています。
変形性股関節症:原因として日本人に多いのは、寛骨臼内の体重のかかる部分である臼蓋(きゅうがい)が生まれつき浅くて小さい臼蓋形成不全です。また、生まれつき脱臼している先天性股関節脱臼の場合もあります。これらは女性に多く発症するとされています。
小さい臼蓋は骨頭を十分覆えずに体重が局所に集中するため、その部分の軟骨の表面が次第にすり減り痛みが生じます。その他、大腿骨頭壊死・大腿骨頭すべり症・化膿性股関節炎などの病気に続いて起きることもあります。 -
人工股関節置換術とは?
人工股関節置換術とは、変形性股関節症や関節リウマチによって傷んで変形した股関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、金属製のステムとボールとソケット、そしてソケットの内側にはめ込むポリエチレン製のライナーからできています。このライナーは、軟骨の役目を果たしているので、ボールをライナーに組み込むことにより、スムーズな関節の動きが得られます。
手術支援ロボット3つの特長
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01より正確な手術
人工関節置換術は、骨を削る量や人工関節をどのように設置するかにおいて、医師の経験・技術や感覚が担うところが大きいと言われています。
人工関節手術支援ロボットは患者さん一人ひとりの解剖学的指標に基づき、ロボットアームが正確な骨切りやカップの設置をサポートします。
手術支援ロボットROSA(ロザ)は2024年3月現在、人工膝関節/股関節置換術に使用可能です。 -
02体への負担が少ない術前計画
レントゲン撮影のみでも術前計画を行うことができます。
ロボットを活用して画像検査で得られた患者さんの骨格の情報をコンピュータに入力し、患者さん個々の手術計画を作成します。 -
03患者さん一人ひとりに合わせた手術
インプラントの正確な設置には正確な骨切りだけでなく、患者さん個々のじん帯バランスを含めて適切なバランスを整えることが重要です。
手術支援ロボットは術中の計画変更も可能なため、患者さん一人ひとりの関節の状態に合わせて柔軟に対応できるシステムです。
よくある質問
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Q.ロボットが自動的に動いて手術をするのですか?A.
いいえ。医師が指示を出したときにその指示通りに動きます。勝手に動きだしたりすることはありません。
あくまでも医師の執刀をサポートする道具です。 -
Q.手術に保険は適用されますか?A.
はい。手術支援ロボットによる人工関節手術の費用は保険適用となり、高額療養費制度の対象となります。
データの蓄積
手術中に蓄積される膨大なデータと患者さんのスマートフォン、Apple Watch等のスマートデバイスを結び付け*、
手術の経過を分析して、フォローアップや次の患者さんの手術のために活かすことができます。
*歩行データの収集はmymobilityを使用中の患者さんに限ります
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例:手術後の骨格バランスと、術前後の歩行データを結び付けたグラフ
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例:ロボット手術を導入している施設と、他の施設の患者さんの歩行データを比較したグラフ
注:画像はサンプルであり実際の患者さんのデータではありません。
注:これらのグラフは医療従事者向けであり、患者さんのスマートフォンではご覧いただけません。
注:この分析結果の活用は、必ずしも全ての患者さんの治療効果が改善することを保証するものではありません。
患者さん支援アプリ
入院前から、退院後まで
アプリがサポート
人工関節手術は、手術からリハビリ期間を含めると数か月から1年弱の長期に渡ります。手術以外でのセルフケアも回復に非常に重要です。
そこで人工関節メーカーとして長い歴史を持つ当社が、患者さんのために専用アプリを開発しました。
適用(2024年3月現在)
人工ひざ/股/肩関節置換術、再生医療(APS/PRP)、高位骨切り術、半月板再建、腱板縫合、脊椎手術等
主な機能
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病院からのお知らせ病院からの注意事項や疾患情報、回復に関する大切なアドバイスを、必要なタイミングで配信します。
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メッセージ機能入院前、退院後も悩んでいることを相談すれば病院スタッフが回答してくれます。
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リハビリ動画配信退院後の継続的なリハビリ運動は、社会復帰を早めてくれます。患者さんによって、時期にあった運動メニューが動画で配信され、病院スタッフも状況をフォローできます。
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自分の回復をウォッチ術前後のデータから、患者さんの未来の歩行速度をAI予測します。リハビリのモチベーションにしましょう。同じ手術をした世界の仲間との歩数/歩行速度などの比較も可能です。
(⼈⼯ひざ/股関節置換術を受けた⽅で、iPhone 8以上をお持ちの⽅が利⽤可) -
AppleWatchと連携し、
更に強いつながりをAppleWatchと連携することで、より正確なデータを基に歩行の回復が確認できます。また転倒検知も付いており、万が一の際には自動で119番通報や関係者に位置情報の共有も可能です。AppleWatch 4以上が対応(2024.4時点)
- mymobilityはプログラム医療機器ではありません。
- iPhone、Androidスマートフォンがご使用可能です、詳しくはリンクをご確認下さい。
患者用システム要件 | mymobility (zbmymobilitysolutions.com) - 上記の機能は施設によりカスタマイズが異なる為、⼀部利⽤できないことがございます。 詳しくはご採⽤施設へお問い合わせください。
- AppleWatch はApple, Inc の商標です。iPhone の商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。Android はGoogle LLC の商標です。
よくある質問
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Q.mymobilityのアプリケーション利用料は有料ですか?A.
無料ですが、⼀部のご施設では有料の場合がございますので、ご採⽤ の施設へお問い合わせください。